第3回待機児童緊急対策本部

 民主党は22日午後、第3回待機児童緊急対策本部(本部長・岡田克也代表)を国会内で開き、保育園探しの大変さを経験したり現在待機児童を抱える母親や、保育現場で働く保育士・調理師らの声を聞いた。

 対策本部事務局長の山尾志桜里衆院議員は、「ママの声、現場の声が、『保育園落ちた』という1通のブログをきっかけに広がり、つながり、今本当に政治を動かそうとしている。子どもが保育園に入れない最大の原因は、保育園があっても保育士さんがいないこと。そして保育士さんがいない最大の理由は、子どもを育てる専門職に見合う給与を得られていないこと。民主党は維新の党と共同で、保育士の給与を5万円上げようということを決めた」と述べ、この課題にしっかり取り組む考えを強調した。

 参加した母親からは、「2カ所に送迎するのは大変。できれば子ども2人を同じ園に入れたい」「ゼロ歳児の入園希望だが、8カ所探して全部だめだった。来年の1歳児を目指している」「妻の職場復帰が自宅購入ローンの条件だった。保育園に子どもを入れられないと、仕事も家も失うということになる」「『保育園落ちた』ブログの反響の広がりを見て、国会前でスタンディングを呼びかけた。当事者はもっと怒りの声を上げてもいいんだということを広めていきたい」などの声が出された。

 保育の現場で働く人々からは、「調理師は、子ども一人ひとりのアレルギーや発達状態に合せて食事を提供している。もう少し私たちの仕事を広く知ってほしいのと、調理師の処遇の改善もお願いしたい」「保育士の社会的地位というものをしっかりと確立して欲しい。処遇の改善と同時にそういうソフト面からのアプローチもしてほしい」「私たち保育士も子どもを持ちながら働いているが、自分の子どもの運動会などに参加できない。自分の子どもを犠牲に働く現実がある」などの意見が出された。

 これらの声を受けて蓮舫代表代行は、「今の政府の壁はすごく高い。ここまで放置してきたわけだから。小泉政権時に待機児童ゼロ作戦を打ちあげたが、数字は半分になったがそれはカウントの仕方を変えたから。皆さんが声を上げて、私たちが声を上げて波になっているが、1回で絶対に満額の答は出ない。引き続き訴え続けていくことが大事だ」と話し、連携して取り組んでいくことを誓った。