岡田代表と池田真紀候補予定者

 岡田克也代表は13日、北海道を訪れ、4月に行われる衆院北海道5区補欠選挙に立候補を予定している池田真紀さん、今夏の参院選で改選となる徳永エリ参院議員とともに、千歳市、恵庭市、札幌市厚別区の3か所で街頭演説を行った。

 4月に北海道5区と京都3区で行われる衆院補欠選挙について岡田代表は、「日本中が注目する大事な選挙」と切り出し、「今までの安倍政治をさらに勢いづけていくのか、それともストップをかけるきっかけをつくるのか、そのことが皆さん一人ひとりにかかっている」と、補欠選挙の持つ意味を強調し、その上で、安倍自民党がもくろむ憲法改正とアベノミクスの問題点を訴えた。

聴衆に笑顔で応える岡田代表

聴衆に笑顔で応える岡田代表

 「日本は今、戦後70年の大きな時代の分岐点」と岡田代表は述べ、安倍政権が昨年成立させた安保法制による集団的自衛権の一部行使容認にとどまらず、憲法改正によって全面的行使容認への拡大をもくろんでいると強調。「日本自身の安全に関わらないところで、自衛隊に海外に出て行ってもらって武力行使する。そんなことは絶対にやってはいけないと思うし、それが日本国憲法の平和主義の根幹だ」と主張した。

 さらに、アベノミクスの結果、実質賃金が低下しつづけ、非正規雇用が増加し、1人親世帯の子どもの貧困がますます深刻になるなど、格差が拡大している現状があることを指摘。「格差の拡大を止めて是正していくことこそ、政治がやるべきことだ」と述べ、「一人ひとりが幸せで、真面目に働く人が安心して生活できる、そういう国づくりを力を合わせて目指していこう」と呼びかけた。

池田真紀候補予定者

 池田候補予定者は、自身もシングルマザーとなって福祉が必要となったことをきっかけに、福祉について猛勉強し、さまざまな生きづらさを抱えた人たちに寄り添い、「誰一人、置いてきぼりにしない」を信念に仕事をしてきた。民主党政権で子ども手当や高校授業料無償化が実現したことは「希望の光」だったが、今、再び自民党政権下で「格差がどんどん広がっている」と危機感を強調した。 

 その上で「一人ひとりの持つ可能性を日本の力に変えるべきだ。それが政治だ」「多くの市民の応援、声を上げられない人の思いを受け止めて、戦争をしない国を、一人ひとりの暮らしを大切にする政治を今こそ取り戻したい。弱者を切り捨て、弱者を社会的に生み出す今の日本の政治を変えるために、一緒に頑張りましょう」と呼びかけた。

徳永エリ参院議員

徳永エリ参院議員

 徳永参院議員は、3月29日が昨年成立した安全保障法制の施行日だと述べ、「絶対に戦争をする国にしてはならない。子どもたちに胸を張ってバトンを渡せるよう、未来の安心を守っていかなければならない」と訴えた。

 その上で、安保法制のみならず、TPPやさまざまな規制緩和が国民生活をなおざりにして進められる現状を指摘し、「国民にメリットもリスクも丁寧に説明するべきだが、安倍政権がそれをしないのは自民党1強だからだ。自民党1強を止め、与野党の勢力を伯仲させ、慎重審議ができる国会を取り戻す。国民に、真剣に謙虚に丁寧に説明をするという、まっとうな国会を取り戻さなければ、取り返しのつかないことになりかねない」などと訴えた。

池田候補予定者と思いを共有する支持者の人たちも駆け付けた

池田候補予定者と思いを共有する支持者の人たちも駆け付けた

記者団の取材に応じて

記者団の取材

 岡田代表は、この日の街頭演説を終えて「熱気を感じる。寒い中、熱心に聞いていただいて感謝している。これを結果につなげていきたい」と、手ごたえを感じている様子をうかがわせた。一緒に街頭に立った候補予定者の池田真紀さんについては、「素晴らしい候補予定者。パワーもあるし、本当に国会に来ていただきたい人材だとあらためて感じた」と評価した。

 4月の補欠選挙の意義については「参院選を控えてここが試金石になる。また、5党が協力して戦う選挙でもある。ここで結果を出して参院選につなげるために、非常に重要な選挙になる」「この選挙そのものが日本の行く末を決める言える。安倍政権の暴走を止めて方向を変える、その第1歩の選挙だ。絶対に負けるわけにはいかない」と述べた。

 また、記者団から、民主党が野党との連携を強めていることについて安倍総理が「選挙のためなら何でもする、誰とでも組むという無責任な勢力に負けるわけにはいかない」などと発言したことについて受け止めを問われ、「そのままその言葉をお返ししたい。選挙の直前に3万円を配る恥も外聞もない政権に負けるわけにはいかない」と応じ、さらに自民党幹部が「自公」対「民共」などと吹聴していることについては「『自公』対『国民の良識』だ」と反論した。