ガンバロウコールする岡田代表と宮沢さん

 民主党の岡田克也代表は9日、山梨県甲府市を訪れ、今夏の参院選山梨県選挙区で党が公認内定した宮沢由佳(みやざわ・ゆか)候補予定者、中島克仁党山梨県連代表とともに記者会見を行った。宮沢さんが24年にわたり子育て支援の拠点にしてきた「ちびっこはうす」保育園を視察し、母親らと子育て支援について語り合い、JR甲府駅前では街頭演説会に参加し、宮沢さんへの支援を訴えた。連合山梨の中澤晴親会長をはじめとする常任幹事とも会談し、参院選に向けた一層の支援を要請した(写真上は甲府駅前の街頭演説会でガンバロウコールをする岡田代表と宮沢さん)。

保育士さんやお母さんとの意見交換

保育士さんやお母さんとの意見交換

 1991年に小さな子育てサークルから出発し、現在では山梨県全域を活動エリアにして年間8万人に及ぶ子育て支援活動を行っているNPO法人「ちびっこはうす」保育園を視察した岡田代表は、子どもたちと遊んだ後、お母さんやお父さん、そして保育士さんから子育て支援の現状や課題について意見を聞いた。「1度、結婚や子どもが生まれて保育士を辞めると、あえて保育士に戻らない。なぜかというと、コンビニやスーパーのレジ打ちの方が給料が高いから。保育士をやりたいけど戻らない」「保育士の給料が低すぎる。それを改善するなど働きやすい環境を整えると、もう少し保育士数が増えて、保育所も増えていくと思う。保育の建物をどんどん造っても、保育士が働く環境が整っていないと、パートや非常勤にとどまってしまう」。こうした意見に対して岡田代表は、「補正予算でハード(保育施設整備)に5年分手当てしたが、問題は人が付いてくるかだ。われわれは給与をまず1万円上げる考えだが、最終的に全産業平均並みの給与にしていくべきだ」と述べた。

宮沢さん支援を訴える岡田代表

宮沢さん支援を訴える岡田代表

 甲府駅前での街頭演説会で岡田代表は、今夏の参院選について「戦後で最も大事な参院選だと思う。(安倍政権の暴走によって)憲法が変えられようとしているからだ。これにしっかり歯止めをかけなければいけない」と訴えた。山梨県選挙区については「与野党の勢力が拮抗しているが、輿石東参院副議長が議席を守ってきたところであり、確実に勝っていかねばならない。幸いに宮沢さんという良い候補予定者を得たので、本部として全力投球したい」と表明。「民主党政権のもとで初めて『子ども・子育て』を年金・医療・介護に並ぶ社会保障事業に加えたが、まだまだ不十分。大きく前進するために現場を分かっている人が必要だ。宮沢さんなら子ども・子育てが何歩も進む」と宮沢さんが国会に必要な人材であると訴えた。

決意を語る宮沢由佳さん

決意を語る宮沢由佳さん

 山梨県で長年子育て支援を行ってきた宮沢さんは、「最近、子どもたちがとても不安に陥っている。その背景には日々広がる格差問題がある。1人親だからとか、貧困だからとか。そういう家庭の子どもがなぜ同じように貧困にならなければいけないのか。どんな家庭に生まれても、どんな親であっても、同じ教育を受け、幸せにならなければならないと思う」と強調。「笑顔と夢を持ってもらいたい子どもたちに、今、安倍政権は武器を持たせようとしている。もう黙っていられない。政治経験のない私に何ができるのかという声があるかもしれないが、だからこそ声をあげたい。今まで選挙に行ってなかった人、政治に興味がなかった人とともに頑張って、この世の中を1人ひとりを大切にする社会へとかじを切っていきたい。私は死ぬ気で頑張る」と決意を語った。

ちびっこはうす保育園で子どもと遊ぶ岡田代表、中島県連代表、宮沢さん

ちびっこはうす保育園で子どもと遊ぶ岡田代表、中島県連代表、宮沢さん