神奈川12区から立候補した阿部知子候補は2日午前、藤沢駅北口のデッキ上で選挙戦初の街頭演説を行った。阿部候補を支援する民主党や無所属の地方自治体議員が勢ぞろいし、候補者と親しい女優の小山明子さんも応援に駆けつけた。

 社会民主党で長く議員活動を続け、無所属をへて今回は民主党から立候補した阿部候補。党神奈川県連代表の金子洋一参院議員は「阿部さん自身は信念も政策も何も変わっていない。民主党と同じ考えだ」とアピール。

 阿部候補は、演説の冒頭に、フランシスコ・ローマ法王が、来年第2次世界大戦終結から70年を迎えるに当たって「人類はヒロシマ、ナガサキ(の被爆)から何も学んでいない」「私たちは散発的な第3次世界大戦を経験している」と懸念を表明した報道を紹介。「今の安倍政権は国民の間に格差の亀裂を深め、国民の感情を乱暴にし、敵対心をあおり、その結果、しなくてもよい戦いや争いに若い自衛隊員の命をぶち込むことをしかねない」と危機感を表明し、「この選挙は安倍政権に絶対に白紙委任しない、国民が未来を決める雄々しいスタートにしなければならない」と述べた。

 長年同じ選挙区でしのぎを削り、今回の選挙には出馬しなかった中塚一宏・元衆院議員についても触れ、「この15年あまり、好敵手として、ある時は戦い、ある時は話し合い、いろいろな政策をすり合わせする仲だった。彼は再生可能エネルギーのために頑張り、子どもたちや住民のために働いている。私はその思いを受け継ぎたい」と述べるとともに、「民主党が今回掲げた政策は格差是正と立憲主義だ。『主権在民』こそ、この時代の皆の合言葉にしなければならないと考え、今まで支援してくださった皆さんとともに、この政党を大きく育てたい」と抱負を語った。

左から阿部候補、岡田代表代行、小山明子さん、金子洋一神奈川県連代表

左から阿部候補、岡田代表代行、小山明子さん、金子洋一神奈川県連代表

 応援に駆けつけた岡田克也代表代行は「阿部知子、中塚一宏、岡田克也、この3人には共通点がある。以前、私が民主党、阿部さんが社民党、中塚さんが自由党の政調会長として、毎週集まって、野党の政策はどうあるべきか、毎日安い朝食を食べながら議論をしていた時代があった」とのエピソードを紹介。「阿部さんをずっと待っていて、同じ仲間になった。阿部さんは自民党の横暴を許すなという大きな塊を象徴する候補だ。だから負けられない、勝利しようではないか」と集まった聴衆に呼びかけて演説を締めくくった。

赤ちゃん連れのお母さんに話しかける阿部候補

赤ちゃん連れのお母さんに話しかける阿部候補