海江田代表らに要望書を手渡す女性議員ネットワーク会議世話人のメンバー

 民主党の女性議員ネットワーク会議世話人らが20日、党本部を訪れ、ハラスメント防止についての申し入れを海江田万里代表らに行った。

 同世話人らは、(1)民主党ハラスメント防止規定を早急に策定し、ハラスメント対策を講じること(2)その策定に当たっては、女性が半数を占め、国会議員や自治体議員、学識経験者、弁護士などを構成員とするワーキングチームを設置すること(3)あらゆるハラスメントに適切な対応がなされるかを監視する専門家による第三者委員会を設置すること――の3点を要望した。

 世話人を代表して堤かなめ福岡県議会議員は、6月の東京都議会での女性蔑視野次事件を受け、同会議では東京だけでなく全国共通の問題だと捉え、党所属女性自治体議員257人を対象に緊急にハラスメント調査を実施した結果、見過ごすことのできないハラスメントが全国各地で起きていることが明らかになったと報告。まずは民主党から防止対策を講じていくべきだと求めた。

 海江田代表は、要望書にある党内でのハラスメント防止対策の策定を検討していくと表明。また、アンケートを踏まえ、各級議会でハラスメント防止対策がしっかり守られる決議が行われることが大事だとして、「都道府県連など組織を通じて決議が上がるよう働きかけていきたい」と述べた。

海江田代表らと意見交換する女性議員ネットワーク会議世話人たち

海江田代表らと意見交換する女性議員ネットワーク会議世話人たち

 意見交換では、世話人らから、それぞれの所属議会の女性議員比率やハラスメントなどの現状報告に加え、女性候補者の擁立だけでなく当選に向けた支援の重要性、何がセクシャルハラスメントかをあらためて学ぶための研修会の開催を求める声などが上がった。

 海江田代表は、「ハラスメントは人権侵害だ」とあらためて強調。議会に女性議員を増やすことがハラスメントを減らすことにもつながるとして、クオータ制の実現に向けて取り組みを進めていることも説明した。神本美恵子副代表(男女共同参画本部長)は申し入れ事項について具体化に向けて取り組んでいきたいと表明。枝野幸男幹事長(男女共同参画本部長代行)は、ハラスメント防止規定について、党大会での規約改正も視野に取り組んでいく考えを示した。

 申し入れには、女性議員ネットワーク会議世話人の三宅由美札幌市議会議員、遊佐美由紀宮城県議会議員、あべともよ群馬県議会議員、曽我部久美子神奈川県議会議員、大谷洋子豊島区議会議員、中沢啓子滋賀県議会議員、戸倉多香子山口県議会議員、堤かなめ福岡県議会議員と世話人代理の南真由美新潟市議会議員が出席した。