民主党都連男女共同参画委員会は、7月17日(木)に「子育てと就労支援視察」として、放課後児童対策の先駆的な取り組みをしている品川区立浜川小学校の放課後児童対策事業を視察した。

 品川区は、平成13年度に全児童放課後等対策事業「すまいるスクール」を第二延山小学校にモデル事業として開設、平成18年度から全小学校で実施を開始。平成19年度からは「放課後子ども教室」と「放課後児童健全育成事業」を総合的に実施する、文科省と厚労省の「放課後子どもプラン」として実施。それに加え、学校と一体化した教育を視野に入れた様々な対応を行っていることが特徴である。

 

 品川区立小学校の児童だけでなく、区内在住で、私立・国立及びその他の小学校(特別支援学校、各種学校を含む)に在学の児童を対象にしていることも特徴的である。年間を通して月~土曜日まで実施。学校と一体化した運営を行い、当該学校児童と同一の児童の健全育成を目指している。勉強会による学力の底上げを行い、フリータイムでは社会性の習熟等を目指している。

 また、区内NPOや地域ボランティアの協力、区内2大学との連携や共同研究、子どもを守るための「まもるっち」協力者13,000人等、区民との協働で、実りある児童指導の実現をめざし、ひいては、児童による地域貢献活動を行い、循環社会を目指している。

 浜川小学校では、特別支援学級の児童も参加しているが、日頃から、学校の方針が「共生」を謳い、通常級でできることと特別支援でないとできないことを分け、通常級の中にも特別支援の児童の机を置いており、皆対等意識を持っている。浜川小学校のルール=すまいるスクールのルールであり、呼び方も「○○先生」「○○君」「○○さん」とお互いを呼んでいる。また「宿題をやってから遊べ」としており、1~2年生は出欠カードがあり、1か月前までに予定を出すこととなっており、1~2年生には手厚く、3年生以上は成長過程で、児童や家庭の考え方を尊重している。

 

 

 説明の後、実際に「すまいるスクール」を視察、子どもたちが、復習や宿題を行ったり、活発に遊ぶ姿を見ることができた。浜川小学校の児童数が増えており、すまいるスクールの教室が足りなくなっているが、家庭科室や理科室、図書室、図工室等を利用したりして工夫している。


校長から運営に関して学校でなく、責任の所在を行政にしてほしい、責任のとれる人を現場に置いてほしい等行政への要望が出る等、課題が見られた。今後の自治体での活動に活かせる視察となった。

(報告:東京都連事務局)